ハルディン
   
   
第2回  ローズムーアガーデン
 
2回目は、西南部ノースデボン州にあるRHSのローズムーアガーデンを紹介します。 ロンドンから車で高速を使っても4〜5時間位はかかるでしょうか。ロンドンからさほど遠くないウィズリーガーデンへは、行く方も多いのですが、ローズムーアまで足を延ばす方は少ないようです。“西のウィズリー”とも言われていますが、独自の特長を持っており、私はウィズリーよりも好きです。

レディアン・パーマーの個人のガーデンがRHSによってすばらしい庭に生まれ変わり10年が経ちました。

整形式庭園、コテージガーデン、ハーブガーデン、フルーツガーデン、又キッチンガーデンは特にすばらしいものでした。いくつかの庭園を見た中で、ここのキッチンガーデンが一番良かったとおもいます。

”美しさを持った庭”というのが第一印象でした。 機会があれば、また訪ねたい庭です。あまりよい画像が少ないので良さをお見せできないかもしれませんが・・・。
 
     
手前は、グリーンとイエローのコントラストがすばらしいセダムです。後ろのカレックスのブラウンとまたその後ろのシルバーはセネキオサンシャイン、見事な色の調和です。   コテージガーデンにある茅葺き屋根の家は、ネジやクギを使わない伝統的な造りだそうです。手前のピンクや白のバラは、スタンダード仕立ての見本のようなすばらしいものでした。
     
 
     
キッチンガーデン、下にレンガを敷き詰め、回りの仕切りは、柳で編み込んでありました。人口的ではなく、自然の素材を活かしていました。スイスていました。   支柱もプラスチックではなく枯れ枝などで、じょうずに丸く作ってありました。下のほうにきゅうりが植え込んであり、だんだん伸びてからまっていくのでしょ う。手前に少し見えるのはとうもろこしです。いろいろな野菜がバランスよく色合いも考えて植えてありました。
     
  常にガーデンをきれいに保つにはメンテナンスを必要とします。日本の公園は、造る時にお金をかけますが、後のメンテナンスにお金をかけないようです。もっとこの部分に予算が出れば、日本の公園もきれいになるのにと思うのですが・・・。文化の違いでしょうか・・・。もちろん、ここでも常に手入れが行われていました。この日も雨の中にもかかわらずハンサムな青年が花がら摘みをしていました。
     
 
     
この一画はタイムコレクションです。イギリスでは本 当にきれいに満開にタイムが咲きます。日本では 蒸れてしまってなかなか見事には咲きませんが。   大きな樹木の風景もコントラストがきれいです。緑の 木、銅葉のブナ(イギリスでは大木の銅葉ブナをよく 見かけますが、日本では虫が入ってしまい、うまく 育たないようです。)明るいオーレアのかえで、カラー リーフを上手に取り入れています。
     
 
     
手前左は、ギボウシ、右は、レモングラス?、後ろはピンクのアスチルベ、高性種のピンクの花にシルバーリーフの木、なにげない中にもハーモニー がきれいです。   ビジターのためのプラントセンターに今年ハルディ ンで販売したものと同じコレオプシス“フライングソーサー”が売られていました。花期の長いおすすめ宿根草です。4号鉢位で4.99ポンドでした。最近のハルディンの新商品は、世界同時発売のものも増えてきています。
     
  実は、これはプリムラビアリーです。雑誌などできれいな咲き始めの写真を見ますが、咲ききってしまうと、こうなってしまうのです。ちょっと残念です。