ハルディン
   
   
第5回  ボドナント Bodnant
 
アクセス
列車 Tay-y-cafnからタクシー
車 LiandudnoからA470で南へ8km

5月下旬になるとチェルシーショウにお出かけになる方も多い事でしょう。この季節、ちょっと北に足を延ばすと、キングサリのゴールデンシャワーに遭うことができます。今回はロンドンから約200km、一泊二日の旅になりますが、北ウェールズにあるボドナンドを紹介します。
     
ボドナンドは80エーカーもある広い庭園で、園内には中国やヒマラヤからプラントハンターが送ってきた巨大な樹木を見ることが出来ます。シャクナゲ(ナショナルコレクション指定)とマグノリアのコレクションが豊かです。親子でRHSの会長を務め園芸会に大きく貢献した家族の庭園、ゆっくり楽しみますと、半日は有に過ぎてしまいます。
     

入り口を入ると長いハーベイシャスボーダーが広がっています。この壮大な館とボーダーの奥に見えるヴィクトリア調温室に圧倒されます。初夏といってもまだ肌寒い季節、ボーダーの最盛期には少し早く、オリエンタル・ポピー、キャットミントが咲いていました。(6月初旬撮影)
     

キングサリのトンネルは19世紀後半に作られたもので、太い幹には驚かされます。花の盛りは6月1日前後。この写真は6月2日に撮影しました。キングサリ Aburnum watereri 'Vossii' は有毒で、葉や枝、特に実には強い毒があるそうです。