ハルディン
   
   
第9回  ナイマンズ Nymans(NT)
 
アクセス
ロンドンからM23南下し、11番出口をおりA23(Brighton方面)で南に。すぐB2114を南(Cuckfield方面)に進みますと標識がでてきます。ロンドン中央から約1時間10分位です。
     
空を刺す針葉樹類、雄大な銅葉ブナ、館までのアプローチの長さ、スケールの大きさに驚かされます。しかし30エーカーの広さはそれほどでもないとか。ナイマンズは、1890年ここを購入しラ
ドウィグ・メッセルによって庭園りがはじまりました。その後庭作りの情熱は息子、その娘夫婦にき継がれ、プラントハンターをずっと支援し続けた一族としても有名で、現在もキュー・ガーデンなどの探検活動を支援し続けています。
 
荒涼感の漂う建物は、1947年に火災に遭い館は、庭に趣を与えています。

大きな木に迎えられ、廃墟のような建物に出会い、これからどんな場面に遭遇できるのか、わくわくする一瞬です。
 
 
プラントハンターを支援し続けたナイマンズでは、外国産植物が多く見ることができます。

東洋から入ったシャクナゲ、マグノリア、、ツバキなどは優秀な品種が育種されメッセルの名が付けられているそうです。
 
 
  日本産のヤマボウシです。雪をかぶったように見事に咲いていました。
 
  イギリスのナショナル トラスト運動は有名ですが、ここナイマンズはナショナルトラストが保護すべき庭として最初に選んだ庭の一つす。1954年 ナイマンズ メッセル家から譲渡されました。

ナイマンズのもう一つのシンボル、イチイのランタン型のトピアリーです。

中心にあるのはイタリアの大理石の噴水です。このトビアリーの左右には華やかなサマーボーダーが続いています。
 
  盛りには少し早いのでしょうか。まだ少ないようです。それでもペルシカリア フクシア、ダリアがさいていました。
 
ペルシカリア アフィニスはグランドカバーに良さそうですね。暑さには弱く挑戦しがいがあります。  
 
  フクシアだけのボーダーを始めてみました。これもイギリスならでは、スタンダード作り、斑入りと品種も様々です。冬越しはコンサバトリーに持ち込むのでしょうか。
 
ダリア'ビショップ・オブ・ランダフ'このごろ日本でも見られますが、深い赤色の花弁と濃い銅葉がとても印象的です。  
 
  葉っぱの上のモジャモジャはさて何でしょうか。

剪定枝を利用した支柱なのです。

自然の色でとってもよい雰囲気なので、私もまねして見ました。風にも結構耐え評判は上々です。でもこんなに繁らせるのは日本の梅雨にはあいませんね。
     
5月下旬から6月はオルドローズのコレクションが豊富なローズガーデンがすばらしくなります。また貴重な植物や樹木類に好奇心満点なかたは必ず満足される庭園です。