ハルディン
   
   
第12回 ヒドコート マナー ガーデン Hidcote Manor Garden その1
 
アクセス
OxfordからA44を北西Evesham方面に37マイル。
B4632をStratford-このページの先頭へon-Avon方面に進むと標識がででくる。
 
ヒドコート・マナー・ガーデンは、イギリスの田舎といわれるコッツウオルズ地方、静かな田園地帯の中にあります。シシングハースト、ボドナンドと共にナショナルトラストの管理下に最も早く認められた庭園は、なんとアメリカ人のローレンス・ジョンストンにより30年の歳月をかけて完成しました。彼は裕福な家庭に育ちましたが、造園の専門家ではなかったことも驚きです。彼がイギリスに渡った20世紀の初期は、ガートルード・ジーキルやプラントハンターが活躍した時代です。彼も中国雲南省や南アフリカに出かけていったそうです。品種名にヒドコートの名が時々あることに気づかれた方も多いのではないでしょうか。ヒベリカム 'ヒドコート'大輪で黄金色の花、大好きです。

ヒドコート・マナー・ガーデンは有名で、必ずこの写真が紹介されています。「見飽きたわ」とおっしゃる方も多いでしょうが、載せないわけにはいかないでしょう。
紹介するまでもなく、この庭の特徴は、敷地を生け垣で幾つも仕切り、「アウトドアー ルーム」と呼ばれる部屋が25も造られていることです。正面に見えるような小さな入り口をくぐりながら次の部屋に入ってゆきます。個性豊 かでエレガントな庭が次々に現れ、何度いっても新発見のある庭園です。
 

ホワイトガーデン 6月末バラが咲いて
 
The Bathng Pool Garden前のトピアリー  
     
イチイの刈り込みを楽しんでください。  
 
庭園案内は最初に戻ります。バラが絡まり、カンパニュラが這う素敵な建物は何でしょう。淑女用トイレです。勿論紳士用もすてきでした。
 

ブルーはヒドコートのシンボルカラー。ここから庭園に入ります。
   
 

ゲートを入ると シアター ローンと名付けられた広い芝生が広がっています。腰をかがめて入る左側の部屋はオールド ガーデン、初夏は宿根ビオラ、オールドローズの花盛りでした。パステルカラーの海です。




9月末のオールド ガーデンは ダリアが主役、ブルーのサルビアが効いていました。
 
  これも秋のオールドガーデン、ピンクの花はセダムです。シンボルカラーの椅子がアクセントに。
   
初夏のメープル ガーデン、私の背丈もありそうなフウロソウ、バイカウツギが香りを放っていました。  
   
  メイプル ガーデンはホワイト ガーデンを囲んだ細長い隅っこの部屋です。ちょっと暗く、空気の湿った部屋です。← 秋咲の原種シクラメンが咲いていました。
   
ヒッドコート・マナー・ガーデンはたくさんの写真を紹介したいため、一度には紹介し切れませんでした。第13回に続けさせていただきます。