ハルディン
   
   
第13回 ヒドコート マナー ガーデン Hidcote Manor Garden その2
 
アクセス
OxfordからA44を北西Evesham方面に37マイル。
B4632をStratford-このページの先頭へon-Avon方面に進むと標識がででくる。
   
  続きです。

6月下旬は最も植物が美しい季節です。花に誘われて歩き回り疲れを癒すテールームの壁を這うバラ、カップフォームで何とも可愛いバラと思いませんか。 イングリッシュ ティーを楽しむには絶好の環境です。
 
ザ サークルを抜けるとレッド ボーダーに入ります。今は芝を保護するためでしょうか、ボーダーの前に立つことはできなくなりましたが、丁度作業中の若者がおりました。 赤い植物は、スモークツリーの'ロイヤルパープル'チョコレート コスモス、赤葉のダリア'ビショップ オブ ランダフ'、ポテンチュラ'ギブソンズ スカーレット'赤い色がこんなに楽しいなんて知りませんでした。 レッド ボーダーの隣は緑一色のザ シティルト ガーデンです。玉砂利と芝生、高足の刈り込みが整然と並びホットする部屋です。  

 



  フクシア ガーデンは、ヒッドコートのハイライトのひとつにあげられるでしょう。上は7月上旬、下は9月末の開花の様子です。
   
斑入りのフクシアは、マジェラニカ'バリエガタ'サイドは'レディ サム' アップは'トム サム'です。

フクシアを見るなら絶対秋ですね。
 
   


  ザ ロング ウオーク。
芝の端に立つと本当に長く見えます。ふかふかとした芝生を夢見心地で歩くと、その長さは少しも苦になりません。

遠くに見える塔に向かって左側は先に紹介したザ スティルト ガーデン、右側はザ レッド ボーダーズです。

ミセス ウインスロップス ガーデン、この庭の作者、ジョンソンの母親の名前が付けられています。

煉瓦がサークル状に敷き詰められ、明るい黄色や銀葉の植物が印象的です。

赤い色の3鉢はコルジリーネ、その隣は竜舌蘭、背の高いユッカ、何ともエキゾティクです。黄色い大きな2つの玉物は、ロニセラ 'ニヂダ'です。
   
林の中、池の側、樹下、ヒッドコートで拾った白い花たちです。

シフガ ラセモサ
CIMICIFUGA RACEMOSA
 
キレンゲショウマ パルマタ
KIRENGESHOMA PALMATA シキ
   
  ディクミヌス アルブス
DICTAMNUS ALBUS
 
  パイン ガーデン、名前の通りスコットランド松が、植えられています。池の周りには、背の低い宿根草が植えられ、ここで一息つきたくなる場所でもあります。

入り口に戻るため、短時間の散策になると、見過ごすことになります。7月初めは睡蓮が咲いていました。
 
パイン ガーデンを更に進むとローズ ガーデン(左写真)、キッチン ガーデン、果樹園に辿り着きます。ローズ ガーデンは種々のオールド ローズと宿根草が混植され咲き乱れていました。、これまで整然と区切られた庭を見ていた者には、また違う庭の楽しさを味わうことができます。

アメリカ人のローレンス ジョンソンが造ったヒッドコート マナー ガーデンですが、イギリスの深い香り漂う庭園でした。