ハルディン
   
   
第17回  ハドン・ホール Haddon Hall
 
アクセス
DerbyからA6北西Buxton方面に向かい、Bakewellから東に4km。
     

  ロンドンからかなり遠くなりました。荒涼とした風景の中を走り、又静かな町を走り、自然と歴史の深い川の中を旅しているような気持ちになります。
   
門をくぐると、目の前には青色のフウロソウとイネ科の草原、なだらかな川が流れていました。館へは長い道のりです  
 

  バラの垣根、その中にはイチイを刈り込んで作られた、雄豚やクジャクが堂々とならんでいます。何ともユーモラスなトピアリーです。
   
緑の中、高台にあるハドン・ホールは14世紀に建てられ、庭園は17世紀に作られました。20世紀に入り、Duek9世と侯爵夫人により、大改修されました。ここで最も有名なのが映画「ジェーン エア」の舞台となった3段テラスです。このテラスは17世紀に作られたそうです。
 
 
 

  侯爵夫人のバラのコレクションは世界的にも有名です。薄暗いお屋敷を通って、いきなりローズガーデンが現われます。
品種はモダーンローズが多いと言うことですが、雰囲気はロマンチィックで、優雅そのものです。

 
三段テラスのステップの両側にはランブラーローズやクレマチスが豊に咲き乱れています。遠くの風景も館が建てられた当時の風景そのままなのでしょうか。
 
 

  一段目、二段目とテラスを下りと行くと、様々な表情を見せてくれます。

日本ではとてもこんなには育ってくれないと思われるロックローズ。初めは信じられませんでした。

 
黄色はアルケミラ、青色の蝶々はフウロソウ、白はヴィオラ、ノッポのデルフィニューム。何処までもエレガントです。

ステップの終点は、噴水。古い石の壁、写真では良くわかりませんが、ラティス窓、格子の入ったガラス窓を言うのだそうです。ランブラーローズが窓を飾っていました。