ハルディン
   
   
第23回  グレート ディクスター Great Dixter
 
アクセス
ロンドンからM20を東に向かい、9番出口で降り、A28をHastings方面(南西)に向かう。Northiamから標識がある。ロンドンから1時間30分

開園時間
4/1〜10月中旬 月曜日を除く毎日、pm2:00〜5:00
 
グレート・ディクスターを訪れたのは4月下旬、ロンドンではチェルシー フラワーショウが開催されている時でした。

高名な園芸家でガーデンライターでもあるクリストファー・ロイド氏が住む邸宅です。門を入ると、ワイルドフラワーが咲く長いアプローチ、チューダー朝様式の建物が目に入ります。何ともロマンチィックでどんな庭が待っているか、わくわくします。草の中には北アメリカ原産の球根植物、空色のCamaccia quamashが群生していました。8月と晩秋に草刈りをするだけの管理だそうです。
 

クリストファー・ロイド邸
 
20世紀始め、父ナザエル・ロイドがここマナーハウスを購入し建物も庭も大きく改造したそうです。建物に向かって左手は、トピアリーが林立する庭です。ピーコックと名付けられたエリアにあります。
 

   
トピアリーはナザエル時代に作られた 
物だそうです。左のトピアリーは、何でし
ょうか、面白い形ですね。トピアリーロー
ンの入り口にありました。
   
トピアリーの森を抜けると、さわやかな色彩のハイ ガーデンに出会いました。ワスレナグサ、白いグラスはリボングラス(Phalaris arundinacea‘Picta’)、他にもセントーレア、ゼラニウムアリウム、野菜の数々。ロイド氏の考えで、グレートディクスターの植物にはラベルが付けられいません。名前の判定には苦労します。
   

初夏はピンクとイエローで、これもロイド氏のセンスでしょうか。ロングボーダーに向かう途中、ルピナスが咲き始めていました。
   
邸宅の裏はロングボーダーがあります。シュラブ類、原種のチューリップ、アリウム、デルフィニュウム、ダイアンサス、よく目にするボーダーとはちょっと違った感じがします。

話題を集めたトロピカルガーデンは、まだ寒さよけが付いたままです。サンクンガーデンも花が咲くにはもう少し時間がかかりそうです。花を求めてイギリスを訪ねるなら、6月下旬ですね。




エリシマム